福井高浜キャンプ@ヒロセオートキャンプ場

ハレンチーノ ポッチ

2013年07月27日 01:01

退院後、早々に仕事も復帰してぼちぼちやっておりましたが、いよいよキャンプも我慢の限界が来てしまいました。
家内に、「そろそろ復帰線に出たいのですが」と相談すると、さくっとリハビリキャンプということで常宿のヒロセオートキャンプ場へ一泊二日のキャンプに出る事にしました。



7/20(土)の朝出発、7/21(日)帰りのキス釣って天ぷら食べたい!キャンプログです。

金曜日の夜、本当は早く寝て日の出より先に目を覚ます予定だったのですが、ちょっとテンション上がって釣り動画を見たり撮りだめの釣り番組を観たりで結局0時くらいに就寝。翌朝も当たり前の8時くらいに起きまして、11時くらいに出発。

久しぶりのキャンプですが、基本的にキャンプ道具(釣り道具も)は車に積みっぱなしなので着替えくらいしか準備するものもありません。近頃、デジタルとアウトドアの融合の一環として(言い方は大げさですが)、キャンプの帰りにはEvernoteに消耗品の残量をメモするようにしています。こうしておけば出発してから運転中でもスマートフォンで補充が必要なものを確認できますし、ホームセンターやスーパーに寄り道した時に買い物忘れが無くて便利です。
別にEvernoteでなくてもいいんですが、ガジェットを選ばないのが便利ですし、私がなんでもEvernoteに放り込む方なもので。



須磨の自宅からは阪神高速、中国道を乗りついで、舞鶴若狭道を通り舞鶴東下車の2時間ちょっとのドライブです。
夫婦でおしゃべりしながら13時半には到着。本当にアクセスのいい良いキャンプ場です。

さて、忘れちゃいけないのが、今回の目的はキスの天ぷら。
東舞鶴で高速を降りてから、ヒロセオートキャンプ場へ向かう道中に結構大きな釣り具屋さんがあります。
黒鯛釣具店。
そこでムシエサを購入がてら情報収集。

「キスはどこで釣れてるんですか?」といつも親切な年配の店員さんに尋ねてみると、「どちら方面に行かれますの?」と逆に聞かれました。ヒロセオートキャンプ場に泊まる事を告げると、キャンプ場の海水浴場で釣れてますよ、とのこと。
多分、どこでも釣れてるんだろうと、既に大船に乗った気持ちに。
キスの餌はイシゴカイが人気らしいので500円分購入。
そのほか、タコジグx2、タコエギx2、根魚orチヌ狙いのミニマルx2、ハヤブサのベイキングス ライトショットシンカー 立つ天秤V型 5号などなどを購入して¥6,000弱の散財。

ルアーまで買った事を家内に気付かれないように車の後ろにそっと近づき、バッカンに放り込むと何食わぬ顔で運転再開。
黒鯛釣具からはから15分ほどでキャンプ場に到着。



このキャンプ場はおそらく半分以上が釣り客です。ボーターもたくさんいらっしゃいます。
予約の際に混んでいたらしく、夏キャンプということで、浮かれた若者が多いかなと心配していましたがそんなこともなく相変わらずファミリーと釣り客でした・・・。
みなさんの釣りものって何なんでしょう?


さ、設営。
犬もテンション上がると笑います。
笑うとこういう顔になります。



うちはお気軽キャンプ家族なので道具にもあまりお金は使っていないのですが、スノーピークスのソリステだけは思い切って購入しています。キャンプは足元からと言うかどうかは知りませんが、キャンプやり始めの頃に、テントの付属のペグで不便な思いをしたことが沢山ありまして。

単純にこの道具は格好いいですよね。



さすがに日差しが強く暑かったので、だらだらと1時間近くかけて設営完了。
さ、海に行きましょう。

テントから歩いて3分で海水浴場というのはヒロセオートキャンプ場の最大の魅力かもしれません。



私が釣りをしている間、家内は犬の体力を削るために延々と海におもちゃボールを投げて取りに行かせます・・・。
白い方のブルテリアは水が冷たくて気持ちいいのは知っているんですが、筋肉質過ぎて浮かないので泳げません(笑)







今回のキス釣りもルアータックルでちょい投げ仕様。
イカ竿のテンリュウ BRIGADE KID BGK81MLに旧ルビアスの2500番。
メインラインは多分ラパラのPE0.8号。
ハヤブサのベイキングス ライトショットシンカー 立つ天秤V型 5号にがまかつの2本針仕掛け。

海水浴の少年たちを避けて、なんとなく海岸線のでこぼこが目立つ所に陣取って早速キャスト。

着底後、糸フケを取ったあとは早めのリーリングで砂煙アピール。
ストップして周囲のキスが寄ってくる(であろう)間を与えて、今度はゆっくりと餌を動かしてキスにフォーカスさせる。

コココココ、コンコンコン!

まだ。

コンコン、グーン!

で、キスが反転したところで巻き合せ。



いつみても綺麗な魚です。

周辺の釣果情報をネットで調べてみると、6月の下旬くらいが最盛期だったようで、その頃の魚はピンクがかかっていたそう。

釣れたキスは15センチ足らずのおちょぼ口。



この調子で! と思っていたのですが、そうはいかずたった4匹しか釣れませんでした。
黒鯛釣具の店員さんは確かに「キャンプ場で船を借りて・・・」と言ってらしたんで、キスは深いのでしょう。
もう夕方なので今更ボートをレンタルすることはせずに、犬を洗って素直に近所のスーパーに向かいました。







おもちゃボールもお疲れ様でした。





・・・さて、キスはたったの4匹。他に何を食べるか。

意地でも天ぷらを軸に献立を考えていたのと、まだ自分が焼き肉はしんどいので、スーパーでの買い物に悩んだ挙句そうめんとトビウオを購入。トビウオ、大人になって初めて食べるような気がします。うちの田舎(宮崎)のお出汁はアゴダシが多いですが、料理でトビウオって記憶に無いですね・・・。





トビウオを捌くと、立派な卵が入っていました。キスよりでかいやん。



写真には撮っていませんが、キャンプ用のクッカーとカセットコンロで十分天ぷらは揚げられますので皆さんも是非試してみて下さい。野外での天ぷらってのもなかなかオツなものです。

量を準備し過ぎて時間がかかり、暗くなってからの食事になってしまいました・・・。



キスの天ぷらは本当に美味しいですね。
釣ったその日に揚げると、どんなに下手でもふっくらして豊かな風味にぜいたくな気分になります。
この日は抹茶塩の準備を忘れるという手痛い失態を犯しましたが、天つゆ(麺つゆ)でも十分な美味しさ。

トビウオの天ぷらも美味しかったです。
なんだか懐かしい味。
田舎者のせいなのか、個人的な趣向か、僕自身は「魚の臭み」というのに非常に鈍感です。(悪くなった魚の臭いとは別ですよ) ですので、ワイルドなクセっていうのはどちらかというと滋味に感じられて美味しく思ってしまう性質です。
身の見た目はアジに似てますが、アジより脂っ気が無くてさっぱりした味でした。

卵も無理やり天ぷらにしてみました。
はぜるので低温で慎重に(笑)

これもさっぱりした味でしたので、天ぷらというのはあながち間違いではないかもしれません。
意外と美味しかったです。


お腹もいっぱいになったので、20時には就寝!

翌日は音海の大波止に行く予定を立てていました。
家内には「3時起床」を命じ、シュラフに包まるも、家内に先に寝られ、賑やかな他のキャンパーの会話に妨げられ(自分たちが寝るのが早すぎるんですけど)、翌日の釣りの妄想だけが膨らみ、なかなか寝付けず、こんな感じでした。



ちなみにうちの犬は勝手にシュラフに入ってきて寝ます。




翌朝・・・といっても深夜、予定通り起きだし、真っ暗な中、簡単な食事を済ませ、音海へ出発。

サゴシやアオリイカで有名なメジャースポットですが、実は私行ったことがありませんで、初釣行だったのです。
地図での位置関係は分かっていたのですが、深夜に車を走らせると、ベースキャンプから30分そこそこで着くということが判明。シーズンインしたら楽しみが増えそうです。

しかし、7月の朝って早いですね~。
ポイントへ着いて準備しているとすっかり明るくなっています。




イカや青物が回ってきている時期には大賑わいの波止も当日はこんな感じ。
釣れていない感がありありと・・・。




でも頑張ってジグ投げてみました。

久しぶりにムーチョルチアしゃくってみました。



なんか・・・プルプルするなと思ったら・・・。

これで自分の狙っているレンジが下がったのは正直に告白します。



サイズアップしとるがな(涙)

その後、石畳や波止の根元の地磯でミニマルを投げて寝魚を狙うも反応無し。
ただ、地元のアングラーらしき数人もライトタックルで釣りしてましたんで、狙いそのものはそんなに的外れではなかったのでしょう。

とはいえ、釣れないものは釣れないので、早々に切り上げてサイトへ戻りました。

でもまだ早朝の6:30・・・



家内が「夏の日本海はこんなに穏やかなんや・・・」としみじみとひとりごちてました。

ちなみにこれは表情の乏しい妹犬の、眠いし眩しい顔です。




今時、関西の都市圏から3時間でオンシーズンにこんなにのんびりしている海って他所にあるんでしょうか・・・?



虫餌が残っていたので竿を出しましたが、キスが2匹つれる間にメゴチが10匹くらい釣れるような状況。

手がべたべたする一方なので納竿しました。

流石に飼い犬もグロッキー気味。

人間もぼんやり撤収作業。








さ、忘れ物は無いですかー? 安全運転で帰りましょう!




っというわけで、衝動的に繰り出したリハビリキャンプは無事終えました。
釣果は不本意ながら、キスの天ぷらは食べられたので、良しとしましょう。

ひとまずキャンプに耐えられるカラダには戻ったようで、あんまり仕事にも言い訳できないな、そんな事を思った週末でした。

 おはり



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