神戸湾奥 シーバス & キビレ

ハレンチーノ ポッチ

2013年07月27日 15:47

仕事も釣りも麻雀も、目に見えない流れやリズムに支配されている。

メバルのシーズンが終わってからこっち、キビレ狙いの釣行でハズレ続き。
魚が居ないのか、釣り方が悪いのか、釣ってる場所が悪いのか・・・。

ひとつ言える事は、「今の自分は海とリズムが合ってない」。


でも、そんなに勘が良い訳でも、経験が豊富なわけでも、洞察力に優れているわけでもない僕は、定点観測を続ける写真家のように、通い続けるしかないわけです。


7月25日 木曜日 晴れ

仕事を早めに切り上げて、電車の中でタイドグラフをiPhoneでチェックしながら帰宅。

着替えて車に乗り込み、湾奥の運河へ向かう。

海面を見ると相変わらず小サバであろうライズで賑やか。

準備したタックルはイカ竿流用の湾岸ライトゲーム仕様。
テンリュウ BRIGADE KID BGK81ML
Newセルテート2508PE
メインラインはラパラ ラピノヴァX 0.8号

ポイントに立ってすぐは、一旦ミノーで周辺を素早く確認。
スズキ回ってきてないかな~?

何も起きないので、ボトムの釣りに切り替え。

最近、このポイントに来ているキビレ狙いの釣り人はチヌ用ラバジっぽいルアーを沖目に遠投しているのをよく目にする。
あまり僕が釣りをしないチャンネル沿いで、僕があまりしない釣り。

僕の釣りが間違ってる?

なので今日はチヌパラを先発。

沖から手前に引いてきて、ブレイク沿いを意識した探り。

でも、平日の短時間釣行なのでできるだけテンポ良く。


桟橋をまたいで一通り打っていくが反応なし。

そこから先は、縦のマンメイドや護岸の段差などのピンポイント狙いが増えていくエリアなのでジグヘッドゲームに変更。

水深1.5m程度のポイント。キャスト後、波紋の下にゆっくり沈めて魚を寄せて、着底後、リーリングでふわふわっとワームを浮かせてストン、その繰り返し。

自分の意識が、最近釣れていない経緯から少し沖目に向かい過ぎていたのか、実はキビレは足元にいた。

少しずつ歩きながら、護岸との角度を変えつつキャスト。

ほぼゼロ角度のキャストで水面下の段差の角をワームがかすった時。

コココココ!

来た! 金属的な高周波ヘッドシェイク!!

キビレ確信。

サイズがたいしたこと無かったのと、ヒットが3メールも離れていない場所だったので、ほぼ竿さばきだけでブッコ抜き!



やっとキビレが獲れた! 今年初!!


まともな魚が出たらその時点で帰ろうと思っていたが、若干事故的な針掛りの仕方だったので、なんとなく物足りなくて、もうちょっと釣り進めることに。

思い切って岸沿いのピンポイントを打っていく釣りに切り替えて、護岸沿いを歩いていくと、こちらからは見えない足場の切り欠かれた右奥から「ボシュッ」という捕食音。

竿先だけで出してティップでワームを弾いて右手の音のした方へ。

着水後すぐに、

パコン!!

というアタリ。

左足を左手に踏み出して、一拍置いた大あわせ。

すると!

ガババババ!!

という派手なエラ洗いの音。

!?

キビレじゃないやろ!?

数度竿を伸されるやりとりで、やっとこさ魚を寄せてくるとはたしてスズキの魚影。

水面に近い足場へ誘導するのに手間取っていると、何度も水面で大暴れ。

ひゃー、勘弁してくれー! 針小さいからバレるー!!

冷や汗もんの数メートルを歩き、やっとこさキャッチ。



狙って釣ると釣れない、憎いあんちくしょう。

いやー、良かった良かった。

これでなんとか自分のチューニング完了かな?

水面を見るとハクがたくさん泳いでる。

なるほど、ケーソン下からこいつら見てたのか。

だから着水ヒットだったんだ。


これだから釣りってやめられないんだよね~



Gracious, El mar!


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