9月7日、このあいだの土曜日のこと。
僕は
さいころさん所有の車の中、所在なく座っていた。
「所在ない」。そうだ、こんな感じだ。
昨日、サーフの岩の上で
さいころさんから電話もらった時に、「明日は
muchoさんの奥さんとそのお友達の女性が来るので、ノーパンもポロリも禁止です」と言われたことが気になってた。
ちゃんと言われた通り着替えは持ってきた。
これで立ち込みで濡れても、帰りにノーパンで帰らなくて済むようにはなった。
--------だけど、ポロリは大丈夫かな。
海パン一枚で釣りするつもりはないけども、もしかしたら波に洗われた時に海パンも、中の下着パンツも両方持っていかれる可能性はある。その時に、近くに
muchoさんの奥さんやお友達がいないとも限らない。
そもそも、見られる見られないは問題ではない。ポロリはポロリだ。
いや、むしろ一番危ないのは陸の上。
釣り終わった充足感の中、リラックスして着替えている時にこそ事故は起こる。
腰に巻いたバスタオルがはらりと落ちた時に、よせばいいのに人の視線を集めてしまうような声を出すようなことをしてしまう、自分がそんな人間であることには自覚がある。
右足を上げた状態でその足首にかかるパンツを両手で引き上げることもできず、危ういバランスの片足立ちのまま、二人の女性の視線の行き先を真正面から認めてしまったときの背徳と羞恥の感覚の熱さを想像して・・・僕は身じろぎした。
--------今日のイカ釣りを、僕は本当にポロリ無しで終えることができるのだろうか。
握りしめたノンアルコールビールのプルトップを、無意識のうちに開けていた。
プシュ・・・。
ダメだ! さいころさんがこんな事態の時に僕は何をやってるんだ!!
釣り場から一番近いくせに、僕はいつも車で迎えに来てもらっている。なんとも罰当たりな人間だ。
それなのに今日、僕がGoogle MAPにペイントで落書きした適当な地図を頼りに僕のピックアップに来てくれた
さいころさんは、ゲリラ豪雨のせいで標識を見落とし、指定したロータリーでは無く一般車両進入禁止のバス乗り場で僕を待っていた為に、出発直後、待ってましたとばかりのパトカーに止められてしまった。
僕のせいだ・・・、僕が悪いんだ。
ベテラン警官から違反状況を説明されたとき、「道案内をしたのは僕なんです。僕が悪いんです!!」と訴えたが、警官には「違反は違反」と取り合ってもらえず、なすすべもなく、というよりもかなりあっさりとさいころさんを残して車に引っ込んだ。
とりあえず自分の身の安全が確保されると、悪い心配が渦巻いてくる。
さいころさん、ごねて揉めてるんじゃ・・・。
ひとまず別行動で待ち合わせしている
muchoさんに迷惑にならないようにメールで状況報告。
と、同時に
muchoさんから入電。
前置きも無く、僕は話し始めていた。
「あの・・・今、大変なことになってて・・・メールを送ったんですが・・・」
電話口で
muchoさんの軽く笑いを吹く音があった後、短く、さっぱりしたフレーズが聞こえてきた。
「先、行ってますわ。
じゃ、現地で(キリっ)。」
・・・そうですか。
・・・そして、
さいころさんはまだ出てこない。
実際は5分と経っていないいないだろうが、随分と長く感じられる時間が流れる。
さいころさんへの罪悪感とmuchoさんへの出遅れ感のあまり、今日はやっぱり実績カラーのピンクだよね、とエギカラーのチョイスに意識が飛び始めた瞬間、
パパー!!
と大音量でクラクション!
ひいいいいい、周りに自分の車と、後ろのパトカーしかいないってことは、路肩に止めた車に、あのパトカーはクラクションならしてる!!!!????
キチガイかよ!!(涙)
僕は反射的にドアを開け、飛び出そうとした、正確にはちょっとだけ振り返っただけのその時、
さいころさんはパトカーから出てきて、いつも釣り場のポイント移動のたびにおなかの調子を悪くしてコンビニトイレに入った後の清清しさが混ざった複雑な表情でこちらに歩いてきた。
聞くところによると、車を止められベテラン警官と押し問答になったときに、あとから付き合いみたいに出てきたゆとりっぽい新人警官の段取りが悪すぎて時間がかかったのとのこと。
ベテランさんから「出ていいよ」といわれて
さいころさんがドアに手をかけた時、ゆとりの新人がセキュリティを解除していなかったせいで警報装置が働いてしまったそうな。
僕は状況を一通り聞くと、心のそこからの自責の念とともにノンアルコールビールを差し出し、こう言った。
「じゃ、行きましょっか。乾杯♪♪」
そんな感じで始まりました~、男3人と女性2人の大人の夜遊び~♪
天気もなんとか持ちこたえ、全員がイカキャッチという僥倖。
僕はこんな感じ。サーフ全体をランガンして拾い釣りしました。
さいころさん、エスコート有難う!!
これがみんなの分です。
帰りはもっこすでチャーシューと麺をしばきました。
僕はラーメンは自信ないので、前回と同様、一人でビール。
すっません!
ここでは女性が2人もいるので、ちょっとした居酒屋トークの様相。
僕がずっと女性の行動で気になることがあったのですが、muchoさんの奥さんが解決してくれました。
その疑問というのは、女性の買い物に同行してて、「ねぇ、どっちがいい?」と聞かれたとき、女性が既に持っている答えじゃないほうを薦めると、途端に機嫌が悪くなるという紀元前からの問題。
僕からすると、「決まってんのに人を試すようなことすんじゃねぇ!!」ってなものですが、
muchoさんの奥さんに言わせるとそんなに根が深いものではないといいます。
じゃなんだ?っていうと、
「あれね、聞いた瞬間に自分の答えが決まんねん」
っとのこと。
あーーーーーーーーーーーーーーーー、なるほど。
muchoさん本人の自衛策について聞くと、
「買い物、絶対に付き合わねー」
だそうです。
そしてこの日、初対面でしたが
muchoさんの奥様のお友達が初参戦されました。
さいころさんの分析(つぶやき)を図解にしましたので載せておきます。
さいころさん、非常に楽しんでおられたようです。
僕は、このご友人のまつ子(仮)さんが初めてのイカを釣ったとき周りのみなさんから記念撮影を求められ、イカを顔の横にポーズを決めてるときにイカがエンペラをヒロヒロさせ始め僕の期待感がピークに達したのと同じタイミングで海水をプシューっとぶちまけた時の、まつ子さんが眉をしかめた、「ガキつか」全盛期の松本演じる四万十川料理専門学校講師キャッシー塚本のボケに困った時の篠原涼子の顔のような表情を見たとき思いました。
「おい、イカ! グッジョブ!!」
釣りっていいもんですね。
おわり